ひも一本あれば簡単に遊べる!あやとり!

あやとりとは、主に女子の遊びというイメージがありますが、男子が行う事もあります。
日本には一人で行うあやとりと二人で行うあやとりがありますが、世界には多人数で行うもの、紐を咥えたり手首や足も使う技など様々なバリエーションがあります。
あやとりは日本のみではなく全世界に存在し、子供の遊びとしてではなく呪術師が占いとして行う地域もあります。

あやとりの時代的考証についても、明確になっていません。現在ではあやとりは単一の起源を持つ遊びではなく、各地で自然発生したものと考えられています。また世界各地で見られた文字の発達以前に、縄を結んで意思の伝達や記録を行った習慣が関連していた形跡もあります。
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日本では井原西鶴『諸艶大鑑』に「絲どり」としてあやとりの記述があります。あやとりは19世紀末から文化人類学者の研究対象とされ、現在までに東アジア、オーストラリア、太平洋諸島、南北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、西インド諸島、極北圏等の全世界からあやとりの形が収集記録されています。

古代から続く文化であるあやとりの図形を収集・保存・伝承する事を目的として、1978年に日本あやとり協会、1993年に世界組織の International String Figure Association(ISFA : 国際あやとり協会)が結成され、あやとりの普及発展に努めています。

これは余談ですが、世界各国で放送され、日本アニメの代名詞とも言える「ドラえもん」ののび太君の特技は、実は「あやとり」だったのです!

あやとりはこうやって遊びます!

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