日本の伝統的な履物といえば下駄!
下駄は日本の伝統的な履物です。足を載せる台 (多くは木製) に3つの穴をあけ、緒 (前緒と横緒) をつけた履物の総称を言っています。古代から日本にあった履物で,種類も多いですが,台に歯のあるものとないものに大別され,有歯のものはさらに,台と歯が一続きになっているもの (連歯) と台に歯を差込んだもの (差歯) に分類できます。
足を乗せる木製の板に、歯と呼ばれる接地用の突起部を付け、眼と呼ぶ孔を3つ穿ち、そこに鼻緒を通します。足の親指と人差し指の間に鼻緒を挟んで履きます。(歴史的には、人差し指と中指の間に鼻緒を挟む履き方もありました)。
呼び名の成立は戦国時代と推測され、下は地面を意味し、駄は履物を意味します。それ以前は「アシダ」と呼称され、下駄は木製であるため、歩くと特徴的な音がします。「カラコロ」あるいは「カランコロン」と表現される事が多いです。
そのため、祭りや花火の日に浴衣姿で歩く場合や、温泉街の街歩きなどでは雰囲気を出す音であっても、現代の町中では騒音と受け取られることも多く、「下駄お断り」の場所もあります。
この対策として、歯にゴムを貼った下駄も販売されています。
歯にゴムを貼る目的は音だけではなく、今日の舗装道路では歯が異常に早く摩耗するためそれを防ぐためにゴムを貼るケースも少なくありません。これは硬い朴歯でも同じです。
こんな下駄もありますよ!
下駄が欲しかったら・・・
下駄・草履・雪駄などの和装履物処―丸屋履物店(東京都品川)
下駄・草履のひらいや(東京都谷中)