蒸し暑い日本の夏のおでかけには「扇子」を持ち歩こう!

日本の夏は湿度が高くムシムシと蒸し暑いのが特徴です。近年その暑さは年々増しています。2014年の調査では外国人観光客の約9割が「自分の国より暑い」と答えています。

そんな蒸し暑い日本の夏に欠かせないのが「扇子」です。
扇子(せんす)とは、竹で作った骨組に紙を貼って作ったうちわのことです。
千年以上前に中国から伝わった団扇(うちわ)が原型となっていて、それを日本人が折りたたみ式に改良しました。
広げると扇形になり、閉じると一本の棒になるので、気軽に持ち運び出来てとても便利です。
和服のアクセサリーの一つとしても使われているんですよ。
扇子

扇子は携帯用の扇としてだけでなく、日本舞踊や落語にも欠かせない小道具として使われています。
落語では扇子を様々な道具に見立てて、話を盛り上げていきます。
例えば、片手で扇子を横向きに持ち、反対の手を受け皿のようにすれば扇子が箸のように見えるのです!
他には釣り竿や、タバコ、刀なども扇子を使って表現することが出来ます。
落語

その他には扇子を使ったゲームもあります。その名も「投扇興(とうせんきょう)」です。
投扇興とは桐箱の上に乗せられた的に向かって扇を投げ、的と扇子の落ちた後の形によって点数をつけ、競うゲームです。
江戸時代に京都で手軽に遊べるゲームとして庶民の間で大流行しました。
現代では、京都の芸者さんと遊ぶお座敷遊びとして幅広く知られています。
実際にやってみると、意外と難しく奥が深いので何度も挑戦してみたくなりますよ!

外国人の方にお土産として人気なのが、自分で柄を選べる「オリジナル扇子」です。
種類も豊富で、名前を入れられる物もあります。価格もリーズナブルな物からあるので、きっとお気に入りの扇子に出会えますよ!

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