漬物は日本の食卓に欠かせないご飯のお供!和風ピクルスを食べてみよう

日本のレストランなどで定食や和食を頼むと、サイドディッシュとして必ずついてくるものがあります。それが漬物(つけもの)です。漬物は白菜、大根、きゅうり、なすなどの野菜を塩、ぬか、味噌などに漬け込んで保存したものです。酵素の力で発酵させることによって、食品が長く保存できます。また、独特の香りがつき、風味が増します。海外だと、ヨーロッパのピクルス、ドイツのザワークラウト、韓国のキムチ、中国のザーサイなども同じ漬物の仲間です。
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漬物は漬けるものによって様々な種類があります。その種類も、それぞれの地方の習慣・産物・気候などによって漬け方が異なり、多種多様です。すなわち日本の漬け物は、欧米のチーズに対応するともいわれ、長い年月かかってその地方独特の味を出しているものが多いそうです。そのため、これらを系統的に分類してしまうことは難しいとされています。その中でも一般的によく食べられるものを漬ける調味料ごとに分けると、9種類になります。
○塩漬け…塩で漬けた漬物。日本で最も歴史の古い漬物と言われており、最もポピュラーです。(一夜漬け、白菜漬け、梅干し)

○ぬか漬け…米の皮などからできている米ぬかを使って漬けた漬物。以前は各家庭に一つはぬか床と呼ばれる、床の下にぬかの入った野菜を漬けておくバケツがあったのですが、毎日混ぜなくてはいけなくて面倒なので、最近では簡単にぬか漬けができるキットが人気です。(たくあん)

○こうじ漬け…米こうじで漬けた漬物。薄塩で甘みが強いのが特徴です。(大根べったら漬け)

○しょうゆ漬け…しょうゆで漬けた漬物。濃い味が特徴です。(福神漬け、しば漬け)

○かす漬け…酒かすや味噌かすで漬けた漬物。さっぱりした味わいが特徴です。(わさび漬け、奈良漬け)

○からし漬け…野菜を塩で漬けてから、からしで漬けた漬物。ツーンとした辛みのある漬物です。(なすからし漬け、ふきからし漬け)

○酢漬け…酢で漬けた漬物。砂糖を入れて甘酸っぱくつけることが多いです。(らっきょう漬け、千枚漬け)

○味噌漬け…味噌で漬けた漬物。しっかりした塩味と味噌の風味が特徴です。(しょうが味噌漬け、ごぼう味噌漬け)

○もろみ漬け…しょうゆや味噌に水、こうじ、酵母を入れ発酵させたもろみで漬けた漬物。短時間で漬かるのが特徴です。(きゅうりもろみ漬け)
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漬物は食物繊維やビタミンC、カリウム、鉄分など栄養素が高く、健康に良いと言われています。しっかりした味わいで塩分が気になりますが、他の食べ物と比べてもそんなに高くないため、毎日食べても塩分の摂り過ぎになりません。ダイエットにも良いとされている漬物。ぜひお試しください。

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