切れ味抜群!海外の料理人も愛するメイドインジャパンの「包丁」

ここ数年、海外で日本料理がとても人気になってきています。2013年に「和食」という言葉がユネスコの無形文化遺産に指定されたことによって、より世界に日本料理が知られることとなりました。

そんな日本料理に欠かせないのが日本製の包丁です。今この”メイドインジャパン”の包丁が海外のシェフ達にとっても、欠かせないものになってきているのを皆さんご存知でしょうか?

人気の理由はなんといってもその「切れ味」にあります。日本製の包丁は世界のどの国と比べても負けないくらい切れ味が良く、長持ちする包丁なのです。
なぜ日本製の包丁は海外製と比べてそんなに性能が良いのでしょうか?それは日本と海外との包丁に対する考え方の違いです。日本では包丁の切れ味や長持ちするための硬さを重視しています。そのため日本では包丁に砥石(といし)という、包丁を研ぐ石を使います。刃が切れにくくなってきたらこの砥石を使うことにより、抜群の切れ味が生み出され、何度使ってもその切れ味が長続きするのです。
包丁

一方、海外での包丁は切れ味や長持ちさせるといったことよりも、耐久性や柔らかさが重視されています。ドイツのある新聞には包丁について、「肉の塊をまな板の上で力任せに叩き切り、引き裂くものだと我々は思っていた。」と書かれています。

ではこの違いはどうして生まれたのか?その文化の違いは日本人と外国人の体格の差にあるとされています。日本人はもともと比較的体格が小さく、力も弱いことから、刃物に切れ味を求めるという傾向があるといわれています。しかし、それに比べ海外の人々は体格に恵まれており、力も強いので、切れ味も求めなくても、剣を重くすることで殺傷能力を高める方法と、しなりによる取り回しの良さや、錆びにくさや丈夫さを求めた研究がされてきました。

また、食生活の違いも独自の刃物文化を生み出す土台となっているようです。日本では古来より、魚や野菜が主体となった食生活を送っており、肉に比べて魚の骨は柔らかく、包丁の硬度を高めても刃が欠ける心配も少ないこともあります。

包丁と同じく武士が刀を使っていた時代でもやはり日本刀の性能は高く、外国人からは「サムライのカタナは剃刀のような鋭さを持つ、触っただけで切られてしまう」と恐れられていました。

最近ではシェフだけでなく、一般の人達にも日本製の包丁が人気になってきています。そのキッカケとなったのがこのYouTubeの動画です。
ぜひ実際にご覧になってみてください!
↓↓↓

この著者の最新の記事

関連記事




言語:

ページ上部へ戻る