日本の昔の「美人の条件」は今と全く違っていた?
「美人」と聞いたらどんな顔を思い浮かべますか?例えば女優の桐谷美玲さん、石原さとみさん、米倉涼子さん、新垣結衣さん…などが今でいう「美人」と言われていますよね。
美人な女性は、みんなから「カワイイ」「綺麗」と言われるようなお顔立ちをしているので、多くの人を惹きつけます。
小さな顔に大きな瞳、柔らかい眉に形の良い艶やかな唇、つい触ってみたくなるような透き通る白い美肌…と、現代でいう美人の条件は様々ですが、現代と昔とでは、美人顔と呼ばれる条件は違っていたようです。
当時、美人顔と言われていた顔の特徴と、現代の美人が尾とは違っています。
現代では、顔が多少ほっそりしていて小顔の方が魅力的に見えます。しかし昔は、顔が丸くてふっくらしている女性の方が美人に見られました。
さらに、今は目が大きい女性程、魅力的に見えますが、昔は目が小さい方が良かったようです。
眉はというと、昔の日本の女性たちは全部剃っていたので、基本的にありませんでした。そしてお化粧で、本来よりも高い位置に眉を書いていました。
現代では、わざとフサフサにした太めの眉が人気になっていますよね。その方が柔らかくて自然な印象になるからです。
●昔有名だったあの2人の女性はどうだったの・・・?
歴史上の人物としてよく知られている女性と言えば、「紫式部」と「清少納言」ですよね。
この有名な二人は、いったいどのような顔立ちだったのでしょうか。
紫式部・・・実際は「普通」だったようです。そこまで美しいわけでもなく、醜いわけでもなかったようです。
清少納言・・・天然パーマであまりモテませんでした。当時は直毛が美人の条件だったので・・・。
●昔はこんな決まりもありました・・・。
当時は、女性は自分のダンナ以外の男性に顔を見せてはいけないという決まりがありました。父親すらも、娘がある程度の年齢になったら線引きをされます。
そのため、その女性が美人かそうでないかは、ダンナ以外の男性は知る余地もありませんでしたが、町の噂で知るようになります。ちなみに清少納言の情報は、この噂によるものです。
●昔の「美人の条件」をまとめると・・・
・色白
・長い黒髪
・目と口は小さめ
・頬が膨らんでいる(おかめみたいな顔)
・眉は短い
「紫式部」といったら「源氏物語」