カピバラは最強の癒し系動物!露天風呂大好きな動物って?

動物園の人気者と言えば、ライオン、パンダ、ゾウ、トラなどたくさんいますが、その中でもここ数年人気になってきているのが、カピバラです。キャラクター化されるほど大人気な癒し系動物カピバラとは、どんな動物なのでしょうか?
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カピバラは鼻からお尻までの長さが1.1m~1.3m、地面から肩までの高さ50~62cmと大きく、体重が平均45kgと太っているので、その見た目からブタの仲間と間違えられることが多いですが、実はネズミの仲間です。世界に存在するネズミの中で一番大きなネズミで、和名が鬼天竺鼠(おにてんじくねずみ)と言います。南アメリカのパナマからアルゼンチン北東部にかけて、川のほとりの草原や湿地帯に生息しています。
カピバラの大きな体は硬い毛に覆われています。大人のカピバラは、タワシの様に硬く長く毛が、地肌が見える程度にまばらに生えています。子供のカピバラは、逆に短く軟らかい毛がびっしりと生えています。その特徴的な体にはネズミのシンボルとも言える尻尾がなく、四本の足は短く、前足は後ろ足より短かいです。カピバラは泳ぎが得意で、前足には指が4本、後足には指が3本と本数が異なり、指の間には小さな水かきが付いています。
寿命は野生で約5~10年、飼育下だと10年以上生きるものもいるようです。

カピバラの名前は、南アメリカのインディオのツピ族が使うグアラニー語からきていて、草原の支配者という意味だそうです。
大きな鼻と大きな鼻の穴、そして小さな耳と眼。少しブサイクな顔つきですが、まつ毛はとても長く愛嬌がある顔です。日本では少し前から、ブサイクだけど愛嬌があって可愛い「ブサかわいい」物が流行っていて、その波に乗ってカピバラの人気にも火がつきました。どこか憎めない顔をしていますよね。
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そんなカピバラ、なんと温泉が大好きなんです!冬になると動物園のカピバラゾーンに温泉が設置され、その様子を見に多くの人が訪れます。日本の動物ではないカピバラは、なぜ温泉に入るようになったのでしょうか?
元々熱帯地方に生息しているカピバラは、寒いところが大の苦手です。ところが、日本は秋から冬にかけてとても寒くなります。そして冬の時期になると、肌が乾燥してガサガサになってしまいます。そこで、動物園の飼育員が考えたのが温泉に入れることです。しかし冬の水が冷たいことを知っているカピバラ達は、温泉が冷たいものだと思い初めはなかなか温泉に入ってくれませんでした。そこで飼育員は、大好物のキャベツなどの野菜を温泉に浮かべ、誘導しました。そんな努力があり、日本のカピバラ達は温泉が大好きになったのです。カピバラ達が温泉に入っている光景は、なんとも可愛く癒されますよね。
温泉を設置している動物園は日本各地に多数あるので、ぜひ訪れてみて下さいね!

Photo by Koji Ishii, さかな, mimi

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