日本のお札について知ろう!お札にのっている人っていったい誰?
今回は、日本の1000円札や10000円札にのっている人物についてご紹介いたします。
と、その前に、日本円についての基本的な事を知っておきましょう。
●日本円はどうやって日本円となったか?
現在の日本の通貨単位である円 (えん) は、1871年に定められたものです。
ローマ字表記はYenと表記されます。
「円」の名前の由来としては、人々がお金を表す時に、人差し指と親指で円(丸)を作ったところから、この名がついたという説があります。
また、当時香港にあった硬貨に「香港壱圓」と刻印があった事からついたとという説もあります。
●円を制定した経緯とは
明治政府は、1871年に、貨幣の基本単位に円を用いる事を決定しました。
この時、純金1500mgを1円とする金本位制の導入が試みられ、20円、10円、5円、2円、1円の日本初の洋式本位金貨が発行されました。
●日本のお札にのっている人物について
日本のお札には、歴史的重要人物がプリントされています。
・1000円札…野口英世
日本の細菌学者。福島県出身。野口英世の前は、夏目漱石(作家)がのっていました。
・5000円札…樋口一葉
日本の小説家です。
・10000円札…福沢諭吉
福沢諭吉は、「天は人の上に人をつくらず 人の下に人をつくらず」という名言を
残した人です。これは、「人はみな平等である」という意味で、この言葉を説いた明治時代の教育者として、歴史に残っています。
福沢諭吉は、日本にいち早く西洋の文化や考え方を伝えました。
・2000円札…紫式部
平安時代中期の女流作家・歌人で、2000年に発行されましたが、現在では流通していません。
Photo by Japanexperterna.se, EO kenny