正確な時間と綺麗な車内で世界から絶賛される日本の「鉄道」
日本の移動手段で多く利用されている「電車(でんしゃ)」。特に交通量が多い都心では、車での移動は渋滞に巻き込まれたりして、時間通りに目的地にたどり着けないことも多くあるため、時間通りに動く電車での移動が欠かせないものとなっています。そんな日常生活に必要不可欠な日本の鉄道が今、海外で大絶賛されています。
皆さんは日本の通勤ラッシュをご覧になったことはありますか?世界的にもとても混雑することで有名な日本の通勤ラッシュ。朝の通勤ラッシュや夕方の帰宅ラッシュ時には、サラリーマンや学生で駅のホームや電車の中が人でごった返します。とても多くの人が利用する時間帯のため、電車が1~2分間隔で運転されています。次々とやってくる電車に驚いた外国人の方は多いでしょう。
そしてなんと言っても日本の鉄道が世界に誇れるのは、遅延がとても少ないことです。事故等ない限り、電車はほとんど時刻表通りにホームにやってきます。その正確性には日本に訪れた外国人のほとんどが驚き絶賛しています。
そしてホームの中にも日本ならではのサービスがあります。ホームには電光掲示板が設置されていて、次来る電車の情報や、現在の運行情報が表示されています。ここまで丁寧に教えてくれるのはさすが日本ですね!
そして日本の鉄道を語る上で忘れてはならないのが、
「新幹線(しんかんせん)」です。他国にも高速鉄道システムはありますが、この技術を開発し、世界で初めて開通したのが日本です。新幹線は高い安全性と速さを誇っています。
まず新幹線は遅延がほとんどありません。年間約12万本運行している東海道新幹線の1列車あたりの年間の平均遅延時間はなんとたったの36秒です!素晴らしいですね。その正確な運行時間を守るのに必須なのが、新幹線専門の清掃チームです。東京駅での停車時間はわずか12分。乗降時間を入れるとわずか7分の間に新幹線内全ての掃除をしなくてはなりません。1チーム22人がそれぞれ役割分担をし、約100席ある車両を1人で掃除していきます。そのスピードと正確さは目を見張ります。この清掃チームがピッタリ7分で掃除を終わらせてくれるため、新幹線は遅延することなく運行できるのです。
そして新幹線はホームの停車位置にズレることなくピタッと停車します。これも他国ではなかなか見られない技です。
次に新幹線は乗客の安全性100%です。新幹線が開通されてから50年以上乗客の死亡事故は0件です。
山の多い日本は線路がカーブになっている箇所が多いのですが、スピードを落とさず、かつ揺れずに快適に走行する技術も持っています。
近年ではこの技術を真似しようと各国の鉄道関係者が多く視察に訪れています。日本の高い正確性と技術を兼ね備えた鉄道が世界で運行されるのも近いかもしれませんね。
Photo by hans-johnson, Cheng-en Cheng, bryan…