温泉に入る猿!?「スノーモンキー」

野生の日本猿が温泉に入ることで有名な長野県山ノ内町の「地獄谷野猿公苑」。
年間約10万人が訪れる人気の観光地です。
そして最近では、世界最北の猿が温泉に入るということで「スノーモンキー」と呼ばれ、海外からの観光客が急増しているんです。

やはり1番の人気の理由は、温泉に入る猿がいるのは世界でもここだけだということでしょう。
山奥に入らず、観光客が簡単に野生の猿を観察できるのはとても珍しいことですし、世界的に見ても希少価値が高いということなんですね。
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この辺りの標高は約850m。
冬は深い雪に覆われ、最低気温は氷点下10℃を下回ります。
厳しい寒さをしのぐために猿たちは山を下りて温泉に入っているんですね。

当初は、好奇心旺盛な子供の猿が人用の温泉に入り、それを大人の猿がマネして入ったのが始まりで、後に衛生面から「猿専用の露天風呂」が設備されました。
そしてその後も、代々温泉に入る行為が受け継がれているんです。
冬の寒い時期に暖かい温泉に入っているのが気持ち良かったんでしょう。

通常の動物園では檻に入った動物を観察しますよね。
でも、ここでは逆なんです。
日本猿が自然のままに生息する場に、人間が入って観察することが可能なんです。
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1番大切なことは、猿が生息する自然の中に、人間が訪問しているということ。
話題になったスマホを持つ猿の写真もそうですが、野生動物を人間との一定の距離があるからこそ、ありのままの姿が観察できるのです。
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餌を与えたり…水中カメラを入れたり…。
良い写真を撮りたい気持ちも分かりますが、ルールやマナーを守っていくことも忘れてはいけませんね。

また、冬期間は渋温泉から地獄谷駐車場に続く道は封鎖されてしまいます。
上林温泉の無料駐車場からのアクセス方法や、ミニバスのチケットがあれば短時間で行くことも可能です。
しっかりアクセス方法を調べてから行きましょう。

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地獄谷野猿公苑

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