美しい!日本の伝統工芸「てまり」
1200年前からある日本の伝統工芸品「てまり」。
漢字で書くと「手毬」「手鞠」。
「手」=「ハンドメイド」で作った「まり」=「ボール」という意味です。
まずは何と言っても、この見た目の美しさが1番の魅力ですね。
さまざまな糸を使った幾何学模様が特徴です。
最近では92歳のおばあちゃんが作った作品を、お孫さんがネット上に掲載し、「美しすぎる!」と海外でも評判を呼んでいます。
おばあちゃんの手毬紹介ページ
なんとも神秘的ですよね。
海外の人が興味を持つのも分かります。
元々は平安時代の貴族の遊具として流行し、日本全国で作られていました。
要するに、昔のお姫様のボール遊びってところでしょうか。
今でも「てんてんてまりの~♪」「あんたがたどこさ♪」なんて遊び歌も残っています。
そんな美しい日本の伝統工芸である「てまり」は、日本の各地で触れ合う事ができます。
秋田県「本庄ごてんまり」
新潟県「栃尾てまり」
長野県「信州てまり」
栃木県「野州てんまり」
香川県「讃岐かがりてまり」
福岡県「秋月まり」
鹿児島県「金助まり」
沖縄県「琉球まり」
各地それぞれに特徴があり、糸や模様の特徴など見比べてみるのも面白いかもしれません。
また、日本には「てまり」をモチーフにした物も沢山あります。
飴、和菓子、麩、てまり寿司、アクセサリーなどなど…。
ちょっとした小物やアクセサリーをプレゼントするのもいいかもしれませんね。
他にもオススメは…
長野県松本市にあるマンホール。
色々なデザインの「てまり」が色鮮やかに描かれています。
また同じく長野県松本市の伊勢町通り。
大きな「てまり」のからくり時計。
1時間毎に数パターンの動きが見られるのも面白いですよ。
そして滋賀県愛知川駅にあるポスト。
「瓶細工てまり」という、瓶の中にてまりが入った物をモチーフにしています。
日本の伝統工芸でありながら、現代アートとしても美しい「てまり」。
なかなか奥が深いですね…。
最近では「簡単手作りキッド」なんかもあるみたいですし、自分だけのオリジナルてまりを作ってみるのもいいかもしれません。
↓↓↓
職人さんが作る天然素材のてまり
Creema