畳は日本独自の文化!当たり前だけど知らない畳の魅力。
畳のある和室に入ると、思わずゴロンと寝転がりたくなりますよね。
そして、畳の上で正座をすると凛とした緊張感も生まれます。
日本に来たことのある人は、旅館などの和室で畳を体験した人も多いのではないでしょうか。
そんな癒しや緊張感を与えてくれる日本の和室に欠かせないのが「畳」です。
最近ではフローリングの家も増えましたが、
インテリアや自然素材への安心感から、再び畳のある和室を作りたいという人が増えており、
畳自体も見直されてきています。
畳は日本人に欠かせない文化なのです。
日本の文化は、中国から伝わった物が多いのですが、
畳は、日本人が独自に生み出した文化の1つでもあります。
奈良時代には、権威を表す物として扱われ、江戸時代以降に民衆に普及し始めます。
畳には調湿効果や断熱効果があり、
湿度が高く、夏は暑くて、冬は寒い…こんな日本の風土との相性が良いのです。
また、防音効果や空気清浄効果もあり、
日本の住宅の床材として欠かせない物となっていったのです。
畳はきちんと手入れをすれば、20年以上使い続けることができます。
年に2回、春と夏には庭で天日干しをし、表が痛んできたら裏返して使います。
最近では、場所の確保や時間の問題で、畳を干す家は少なくなってきています。
また、畳の上にカーペットを敷いてしまう家も多いのですが、
基本的に畳の大敵は湿気です。
せっかく湿度を調節する効果のある畳の上に敷物をしてしまうと、
逆にダニやカビを発生させやすくなってしまいます。
なるべく乾燥した状態を保ち、陽が当たるようにしてあげましょう。
きちんと手入れをすれば、永く使う事も可能なんです!
畳は、家の中では靴を脱いで生活する、日本人ならではの文化の象徴です。
畳を体験したことの無い人は、是非1度体験してみて下さい。
フローリングでは味わえない感触や弾力感を感じることができるでしょう。
そして、リラックスしてゴロゴロしたくなる気持ちが分かると思いますよ!
Photo by カネコ畳工房、モア・リビング、ぎゃらりぃ甚八、なばたけ農場