12月31日の除夜の鐘(じょやのかね)って何のこと?108回打つのはなぜ?除夜の鐘の由来について
●除夜の鐘って何?
除夜の鐘(じょやのかね)とは、日本に見られる独特の慣習です。
大晦日(おおみそか)である12月31日の、深夜0時をはさんでつく鐘の事を、日本では「除夜の鐘」と呼んでいます。
ちょうど日付けが変わり、新年になる時を、鐘をつきながら迎えます。
●除夜の鐘は108回打つ
除夜の鐘は108回打つ事になっているのですが、なぜ108と決められているのでしょうか。それは、
人には108の煩悩(ぼんのう)があると言われ、その煩悩を祓う(はらう)ためだからです。
煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心の働きの事を言い、仏教における考え方からきています。
●代表的な煩悩とは…
1.欲望(肉体・精神的なもの)
2.怒り
3.執着
4.妬み
などがあります。分類の仕方も様々です。
Photo by Leo D’lion, MIKI Yoshihito