日本の国民的調味料「醤油」
今や「ソイソース」として世界に知られている醤油。
フランスの三ツ星レストランでも隠し味に醤油を使っている店も多く、著名なシェフが蔵元まで買い付けにくることもあるんですよ。
また、海外からの観光客が日本土産として醤油を買うことも多くなってきているんです。
醤油は主に穀物を原料とし、醸造技術により発酵させて作る液体調味料。
もちろん日本料理にも欠かせない、日本の1番基本的な調味料です。
韓国のカンジャンやタイのナンプラーなど似たような調味料はあるものの、日本の醤油のように、世界中の様々な料理に合う調味料は他に無いでしょう。
アメリカでは肉の照り焼きに合うようにローカライズされた「TERIYAKI」をキッカケに、アメリカの一般家庭の半数に醤油が常備されるようになりましたし、フランスには「クレソース」というご飯にかける醤油が人気なんだとか…。
これは日本に住むフランス人が焼き鳥のタレをご飯にかけているのをヒントに発明されたらしく、日本人にとっては、焼き鳥のタレやみたらし団子のタレのような、砂糖を混ぜた甘い醤油をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
他にもロシアやアフリカなど80ヵ国以上の国で親しまれているんです。
例えば、キッコーマンのホームページには「世界の醤油クッキング」というページがあり、各国の大使館のオススメ醤油料理が紹介されていたりもします。
World Wide Kitchen
逆に日本には無い、海外限定の醤油も沢山あるところが面白いですね。
日本の醤油には長い歴史があり、各地で独自の味わいや風味があります。
そして、製造方法や原料、特徴により、「こいくち」「うすくち」「たまり」「さいしこみ」「しろ」の5種類に分類されています。
そして各家庭でこだわりを持って選び抜いた商品を使っています。
あなたはどんな醤油を使っていますか?